ヘール・ボップ彗星のシンクロニックバンド


Written by K. Sugawara Updated on Sep.9, 1997

撮影:岡拓真氏


ヘール・ボップ彗星のダストテイルに、ついにシンクロニックバンドが検出されました。 (国立天文台による)

シンクロニックバンドとは、ダストテイル中に見られる細い筋状の構造で、過去いくつかの大彗星にしか見られなかった 珍しい現象です。筋の延長線方向に彗星核が位置『しない』などの特徴があり、その生成メカニズムは いまだに解明されていません。


●論文
IAU総会(1997)、SPS3, Hale-Bopp Special Sessionでの発表

J. WATANABE, H. FUKUSHIMA, D. KINOSHITA, K. SUGAWARA, AND M. TAKATA
Synchronic Bands in the Dust Tail of Comet C/Hale-Bopp 1995O1

●情報提供のお願い

お持ちの写真にシンクロニックバンドが写っていないでしょうか。 研究及びWWWにおける公開のために提供していただけると大変助かります。

菅原 賢までご連絡下さい。


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