ヘール・ボップ彗星(C/1995o1)のダストテイルの予想図
Prediction of Dust Tail of Comet Hale-Bopp(C/1995O1)
Written by K. Sugawara
Updated on Dec. 21, 1996
●画像データ(Images)
- hbdt9608_12.png(33KB)
- Aug.1996 - Dec.1996
- hbdt9702_07.png(33KB)
- Feb.1997 - Jul.1997
- hbdt9708_12.png(33KB)
- Aug.1997 - Dec.1997
- hb_postT_tail.png(50KB)
- the view in evening sky after perihelion passage.(近日点通過後の西の空のでの様子)
Predicted shapes of dust tails calculated by Bessel-Bredikhin method are presented.
All of those were expressed 10 synchrones covering up to 100 days
(10 days step) and 10 syndynes (solar radiation pressures values beta between 0.2 and 2.0.
Bessel-Bredikhin法を用いて計算したダストテイルの様子です。
計算には、筆者作成のプログラムを用い、
出力データをアスキー製ステラナビゲータに取り込んで表示させました。
彗星本体の軌道要素は木下一男氏による値を使いました。
3枚の図ではそれぞれスケールが異なっていることに注意してください。
計算の条件は以下のとおりです。
・観測時刻からさかのぼって100日前までに放出され、
β(ダストに働く重力/光圧比)が最大2.0のダストが描く軌跡をあらわす。
・10日間隔のシンクロン曲線を実線で結んである。βの間隔は0.2。
まだ観測データがほとんどないので、この仮定にはあまり根拠がありません。
特に、実際のダストテイルの長さに大きな影響を与えるβについては
期待を込めて(!)1976年に壮大なダストテイルを見せた
Comet Westとほぼ同じ値を使ってあります。
従って、この図は上限値と考えて良いでしょう。
(ダストテイルの長さはおおざっぱにはβ値に比例する)
●ステラナビゲータ用データ
hbdtstl.lzh(17KB)
このデータを使っても表示ができます。観測計画の立案にご利用下さい。
●その他
なお、詳しくは、彗星夏の学校編『ヘールボップ彗星観測ハンドブック』
(みさと天文台刊)をご覧下さい。