百武彗星(1996B2)のアンチテイル
Anti-Tail comet Hyakutake(1996B2)
Written by K. Sugawara
Updated on Jun. 30 1996
●画像データ(Image)
- anti_tail_96b2.png(116KB)(photograph and synchrone-syndyne diagram)
【観測データ】
1996年5月17日 30時16分(JST)から露出5分
北田勝也(西宮市)氏撮影:ニュージーランド
400mm F2.8 フジRHP
ポジのカラープリントを、イメージスキャナーで読み込み、反転、グレースケール画像へ変換後、
上方が北になるように回転。
【モデル計算】
Bessel-Bredikhin法を用いて、ダストの位置を計算した(放出初速度を0と仮定)結果が右の図。
スケールは写真とあわせてある。
核から放射状にのびる曲線はシンクロン曲線。添えてある数字は、ダスト放出時刻を
近日点通過時刻からの日数で測ったもの。(観測時刻は、ΔT=16.45 days)。
シンクロン上の黒丸は、β(重力/光圧比)値ごとのプロット。Te=-50〜-10上のものは、
最小(核に一番近い黒丸)が0.01で、0.01間隔。-8〜+10上のものは、最小が0.05で、0.05間隔。
【比較の結果】